★透析日記→腎移植への挑戦→腎移植体験→腎移植後の生活ブログ★byようこのひとりごと

◆定期診察日~低ナトリウム血症 <腎移植後の生活>

今日はあいにくの雨…。
でも、定期検査の結果とお薬もらって帰らないとね!
血液検査の結果、少し低ナトリウム気味で、あいかわらず脱水。
先生に『もう少し塩分とっていいよ!』っていわれました。
腎機能が弱い人は低ナトリウムになりやすいそうなんです。
とくに汗をかく季節はなりやすい。水分をたくさん取ると、益々塩分不足に。
腎臓機能の弱い人は、水分と塩分の調整が難しいんですね。
人間の体には塩分も必要なんだな~と。
「低ナトリウム血症」になると昏睡状態になり、命にかかわることもあるらしい(極端な例だけど…怖い)

病院について、外来受付したら、移植友達が検査に来ていました!
おかげで、色々しゃべるしゃべる(笑)
そして、お互い、診察や検査が終わった後に、ランチをしました♪

◆定期診察日~低ナトリウム血症 <腎移植後の生活>_b0043506_025022.jpg
新しく出来た京阪電車の中之島線に初めて乗りました。
新しい駅はやっぱり綺麗ですね(当たり前か…)

◆定期診察日~低ナトリウム血症 <腎移植後の生活>_b0043506_0291193.jpgそして天満橋駅でランチ!友達は、痩せたいらしく「加圧トレーニングで一気に痩せたい!」と言っていましたが、プレドニンの副作用のせいにして、美味しいもの食べすぎなのよ!(笑)加圧トレーニングして移植腎に影響は無いのだろうか?ちょっと心配だわ…。もう桜も終っていましたが、川を眺めながら楽しいランチでした(笑)


<次回の定期検査日>
定期検査 5月19日(火)です。
診察日  5月20日(水)です。

<内服用お薬>35日分処方
★ネオーラル(免疫抑制剤) 朝90mg/夕90mg
★セルセプト(免疫抑制剤) 朝500mg/夕500mg
★プレドニン(ステロイド)  朝5mg
★ムコスタ(胃薬) 100mg×3回
★ザイロリック(尿酸を抑える)  朝50mg



『ナトリウム』『低ナトリウム血症』について~メルクマニュアルより
『ナトリウム』とは…
体内のナトリウムの大半が、血液の中と、細胞周囲の体液の中にあります。ナトリウムは体内の細胞が正常な体液バランス(水分バランス: はじめにを参照)を維持するのに必要です。ナトリウムはまた、正常な神経と筋肉機能に重要な役割を果たしています。ナトリウムは食べものや飲みものから摂取され、主に汗や尿と一緒に体の外へ排出されます。健康な腎臓は、尿の排出量を調整することで、体内のナトリウム濃度を一定に維持しています。

ナトリウムの摂取量と排出量のバランスが崩れると、体内の総ナトリウム量が影響を受けます。総ナトリウム量の変化は、血液中の水分量の変化と密接に関連しています。体からナトリウムが失われても、必ずしも血液中のナトリウム濃度が低下するわけではありませんが、血液量は減ります。血液量が減ると、血圧が下がって心拍数が増え、ふらつきや、ときにショックを起こします。

逆に、体内のナトリウム量が多すぎると、血液量が増えます。ナトリウムが体内に過剰に蓄積すると、余分な体液が細胞周囲にたまり、足や足首の組織がむくみます(浮腫)。

体は常に血液量を監視しています。血液量が多くなりすぎると、心臓、血管、腎臓にある感覚器官がそれを察知し、腎臓を刺激してナトリウムの排出量を増やし、それによって血液量を正常に戻します。血管と腎臓の感覚器官は、血液量が低下したことを察知すると、血液量を増加させるよう働きます。そのような機序の1つに、アルドステロンというホルモンを分泌する副腎が関与しているものがあります。アルドステロンは腎臓に働きかけ、ナトリウムを貯留させてカリウムを排出させます(副腎の病気: はじめにを参照)。抗利尿ホルモンを分泌する下垂体が関わっている機序もあります。抗利尿ホルモンは腎臓に水をためさせる働きをします。ナトリウムと水がたまることで尿量が減り、やがて血液量が増加します。

血液量は体内の総ナトリウム量と密接に対応していますが、これを直接的に測定できる検査法はないため、医師の診察が必要となります。一方で、血液中のナトリウム濃度は簡単に測定できます。血液中のナトリウム濃度の変化は、体内の総ナトリウム量の変化や血液量の変化と必ずしも対応せず、別の原因もあります。


『体内の抗利尿ホルモンが多すぎる場合』

抗利尿ホルモン(バソプレシン)には、体内の水分量と血液中のナトリウム濃度を調整する働きがあります。脱水状態になるか電解質濃度が高くなりすぎると、下垂体が抗利尿ホルモンをつくって放出します。痛み、ストレス、運動、低血糖値も、下垂体を刺激して抗利尿ホルモンを放出させます。以下の薬剤にも同様の働きがあります:

クロルプロパミド(血糖降下薬)
カルバマゼピン(抗けいれん薬)
ビンクリスチン(化学療法薬)
クロフィブラート(脂質低下薬)
抗精神病薬
アスピリンやイブプロフェンなど多くの市販の鎮痛薬
バソプレシンやオキシトシン(合成抗利尿ホルモン)

放出される抗利尿ホルモンが多すぎると、血液中のナトリウム濃度が下がり、体は水分を保持します。この状態は抗利尿ホルモン分泌異常症候群(SIADH)と呼ばれます。SIADHの症状は、それに伴って生じる低ナトリウム血症の症状です。

SIADHは高齢者で多くみられます。心不全の人や、まれに脳の視床下部に腫瘍などの異常がある人に生じます。また、髄膜炎、脳炎、精神疾患、肺炎や急性呼吸不全などの肺疾患にも関係しています。

抗利尿ホルモンは、ときに下垂体以外の部位、特に肺癌によってつくられることがあります。したがって、SIADHが発見された場合には、下垂体の機能を調べると同時に、癌の検査も行います。

SIADHの患者に対し、医師は水分摂取を制限し、原因疾患を特定して可能であれば治療します。水分摂取を制限しても血液中のナトリウム濃度がさらに下がるか上がらない場合には、デメクロサイクリンやサイアザイド系利尿薬など、腎臓の抗利尿ホルモンの作用を減らす薬を投与します。


『低ナトリウム血症』とは…

低ナトリウム血症では、血液中のナトリウム濃度が非常に低くなります。低ナトリウム血症は、体内でナトリウム濃度が薄くなりすぎたために生じます。特定の精神障害がある人にときおりみられるような水を大量に飲むという行為をしたり、入院患者が点滴で多量の水分投与を受けたりすると、ナトリウム濃度が薄くなりすぎてしまうことがあります。どちらの場合も、余分な水を排出する腎臓の能力を超えた量の水分が摂取されます。摂取する量が1日に約1リットル程度の少量でも、腎不全患者など腎臓が正常に機能していない場合には、低ナトリウム血症になることがあります。低ナトリウム血症は、心疾患や肝硬変の人にもよく起こります。慢性の下痢などで体液が慢性的に失われている場合にも、低ナトリウム血症になります。

もう1つの原因として、抗利尿ホルモン分泌異常症候群(SIADH)があります。抗利尿ホルモン分泌異常症候群では、下垂体から分泌される抗利尿ホルモンが多すぎることにより、ナトリウム濃度が低下します。また、副腎の働きが不十分なアジソン病(副腎の病気: アジソン病を参照)のために、尿にナトリウムを排出しすぎてしまう場合にも、低ナトリウム血症になります。

血液中のナトリウム濃度が急に下がると、症状が突然生じ、重症化する傾向があります。脳は血液中のナトリウム濃度の変化に特に敏感です。そのため、嗜眠(しみん)や錯乱といった症状が最初に生じます。低ナトリウム血症が進むと、筋肉のけいれんや発作が生じ、昏迷や昏睡が起こり、やがて死に至ります。低ナトリウム血症は、血液中のナトリウム濃度を測定して診断します。原因を特定するのは難しく、医師が十分に診察する必要があります。

軽い低ナトリウム血症は、水分摂取量を1日約1リットル以下に制限することで治療できます。重度の低ナトリウム血症は緊急事態です。この治療では、薬、点滴、またはその両方を使って、血液中のナトリウム濃度をゆっくりと上昇させます。濃度を急激に上げると、重度でしばしば不可逆的な脳損傷が起こります。


『高ナトリウム血症』とは…

高ナトリウム血症では、血液中のナトリウム濃度が非常に高くなります。体内の水分量がナトリウムの量に対して少なすぎる状態になっています。脱水症で生じるのと同様に、水分の喪失量がナトリウムの喪失量を上回ると、血液中のナトリウム濃度が異常に高くなります。高ナトリウム血症のほとんどは、脱水症(水分バランス: 脱水を参照)が原因です。

高ナトリウム血症は、水の摂取量が少なすぎる場合や、下痢、嘔吐、発熱、過度の発汗(特に暑い季節)、腎機能が異常な場合に起こります。たとえば、腎臓が大量の水を排出してしまう尿崩症(下垂体の病気: 中枢性尿崩症を参照)患者に起こります。他の原因として、頭部外傷、下垂体にかかわる神経外科手術、他の電解質の障害(高カルシウム濃度、低カリウム濃度)、鎌状赤血球症、リチウム、デメクロサイクリン、利尿薬などの薬の使用があります。

高ナトリウム血症は、のどの渇きを感じる感覚が若い人より緩慢で鈍くなっている高齢者に最もよくみられます。寝たきりや痴呆症の高齢者だと、のどが渇いてもすぐに水を飲めない場合があります。さらに、尿を濃縮する腎臓の能力は加齢とともに低下するため、高齢者は水分を体内に保てなくなります。腎臓に働きかけて水を排出させる利尿薬を服用している高齢者の場合は、高ナトリウム血症になるリスクが高くなります。特に、気温が高いときや、具合が悪くなって水分を十分に摂っていないときに、その危険が高まります。

最も深刻な高ナトリウム血症の症状は、脳の機能不全によるものです。重度の高ナトリウム血症は、錯乱、筋肉のけいれん、発作、昏睡を起こし、死に至ります。診断は、血液中のナトリウム濃度が高いことに基づいて行います。

高ナトリウム血症は水分を補うことで治療します。最も軽い場合を除いて、水と少量のナトリウムを入れて濃度を慎重に調整した薄い補液を点滴します。急激に状態を変えると、不可逆的な脳損傷が生じるおそれがあるため、血液中のナトリウム濃度はきわめてゆっくりと減らしていきます。

by 40-50 | 2009-04-14 22:55 | 腎移植後の生活~病院

★2度の移植中止を経験。2006年7月27日に無事「ABO血液型不適合」生体腎移植をしました。その体験をブログで記録更新中!★2003年11月に慢性腎不全と突然診断され、移植するまでの透析生活も公開!
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